突発性難聴とは？

名前の通り、突然、聞こえが悪くなる病気です。片方の耳だけに起こる場合が多いです。
主な症状は、難聴、耳なり、耳閉感（耳がふさがった、水が入った感じ）、めまい、音が響く感じなどです。難聴は軽度で、それ以外の耳の症状を強く感じる場合もあります。

突発性難聴は「内耳」に問題がある感音難聴の1つです。内耳は、体のバランスを保つ平衡器官の役割も担っているため、内耳に何らかの問題があると、めまいが起こりやすくなります。めまいの症状が強くても、聞こえの異常が伴っている場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。

突発性難聴の原因

突発性難聴の詳しい原因は分かっていません。

逆の言い方をすれば、突然に発症した難聴の内、原因がはっきりしているものは突発性難聴とは呼びません。男女、年齢に関係なく、誰でもいつでもおこりうる病気です。

発症から1週間以内に耳鼻咽喉科へ

突発性難聴は発症から1週間以内に治療を行うことが大切です。治療開始が遅れると回復する可能性が低くなると言われていますので、聞こえに異常を感じた際にはなるべく早めに（1週間以内に）耳鼻科を受診しましょう。

突発性難聴の治療

「安静」とステロイド剤を用いた「薬物療法」が基本になります。

治療を開始してから、1・2週間程で回復するタイプは、予後が良いとい考えられています。