急性鼻炎
急性鼻炎の多くは、いわゆる鼻風邪です。多くが風邪のウイルスによって引き起こされます。
ウイルス感染に合併して細菌感染を生じることもあります。
急性鼻炎のよくある症状
下記のような鼻風邪の症状が多いです。
のどの痛みや咳、食欲不振、頭痛などを伴うこともあります。
●くしゃみ
●鼻水
●鼻がつまる
●鼻の粘膜が痛い
●発熱
※上記の症状が全て出現するわけではありません。
急性鼻炎の治療について
(1)ウイルス感染だけと考えられる時は、鼻の炎症を抑える薬を処方します。
(2)細菌感染を起こしている時(青緑の鼻水が続いているとき)は、抗生剤を処方します。
(3)ネブライザー治療
急性鼻炎は2週間以上続くことはまれです。2週間以上、青緑の鼻水が続く場合は、急性副鼻腔炎になっている可能性がありますので、耳鼻咽喉科を早めに受診しましょう。
急性鼻炎は長引かせないことが大切!
小さなお子さんは、託児所や保育園で風邪ウイルスをもらい、急性鼻炎を繰り返すことがあります。
急性鼻炎を繰り返しているうちに慢性鼻炎になってしまい鼻水が止まらなくなると、急性中耳炎、急性副鼻腔炎にもなりやすくなってしまいます。
鼻水が多い時や止まりにくい時は、耳鼻咽喉科で早めに治療しましょう。