診療内容

声帯ポリープ

声帯ポリープとは?

声帯ポリープは、風邪や声の出しすぎ(カラオケ、大声での応援など)、喫煙が原因で声帯に炎症が起こり、声帯の縁に小さい隆起ができる病気です。

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主な症状は、声がかすれる、声が出しにくいです。 
声がれが2週間以上続く場合は、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

声帯ポリープの検査

喉頭内視鏡(ファイバースコープ)で発声に関わる喉頭全体、声帯を観察します。
当院の喉頭内視鏡は極細ですので苦痛は少ないです。

 

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通常は、喉頭内視鏡でポリープかそれ以外のものかどうか、ある程度は判断がつきますが、まれに癌などの腫瘍とまぎらわしいこともあります。悪性腫瘍の疑いがある場合は、精密検査をお勧めする場合もあります

声帯ポリープの治療

保存的治療
声を出さずに安静にしていることが大切です。
吸入、抗炎症薬の内服を行う場合があります。

外科的治療
数か月間、保存的治療を行っても症状が改善せず、日常生活に支障がある場合は、手術をお勧めすることがあります。

声帯ポリープ以外の「声がかすれる病気」

声帯ポリープの他にも、下記の病気で声がかすれることがあります。
風邪からくる声帯の炎症
声帯結節
咽頭がん

喫煙は喉頭がんの発生リスクを高めることで知られています。
喉頭がんの初期症状は声がかれます。
喫煙者で、声を出しにくい状態が2週間以上続くようならば、必ず耳鼻咽喉科を受診しましょう。